ある日、いつものように井戸掘りをしていたところ…“ぐにゃ”
穴掘り器が突然曲がってしまいました。
穴から出して見てみると、中のステンレス製の棒の部品がちぎれていました。
“金属がちぎれるなんて!…ていうかこれ父親と実家で作った部品やから実家のドリルがないと作れない!”
部品を作るまで穴掘り不可になってしまいました…
部品の無残な姿を見て、ついに私も心が折れました。
“アカン、プロに頼もう”
とは言え今は日々の生活に支障が出るほど生活が苦しい(だから手掘りでやってた)ので、近くのNPO法人に依頼してみました。
2.6mまで掘ったこと、ソーラーパネルのため大量の電気の使用には不安があること、水は雨水タンクしかないこと、などを依頼メールで伝えた所、折り返し電話がありました。
“この街は…石がすごく多くて井戸掘り屋にとっては鬼門なんですよ…その分地震には強い街なんですが”
そうなんや…じゃあアマチュアには到底無理か…と心の底から脱力感が溢れ出てきました。
トマト農家のおっちゃんが“この辺の井戸は聞いたことない”というのも、そんな地層的なことからだったようです。
“本来は断るところなんですが、この地層を手で2.6m掘ったというのに我々ちょっと心動かされまして、半分ダメ元ながらやってみようかと考えています”
成功すれば手動ポンプ付きで合計14万円(どこかから借りてきます苦笑)、失敗したらパイプ代と交通費負担で合計3万円という条件です(*・∀-)b
鉄パイプみたいなのを打ち込んで、それが運良く石と石との間をすり抜けることが出来れば7mほど下の水を汲めるだろうとのことでした。
春先には降水量に左右されず風呂に入れるようになることを願うばかりです>_<